八重歯の矯正とは

八重歯は「叢生」の一種で、日本では特に上の歯の犬歯が、歯列をはみ出して他の歯と重なってはえている状態のことを、いいます。鬼歯と言われることもあります。八重歯は、犬歯が生えるためのスペースが、確保できなかったために、歯列を飛び出して生えてきてしまう、ということが原因となります。「上あごのスペースが足りない」という状態は、親も子供もなることが多く、遺伝的な要因があるのではないか、といわれています。あごの骨が成長することにより、正しい位置に犬歯が誘導される、というケースも、なくはありませんが、ほとんどの場合は歯科医による歯列矯正を行って、八重歯の問題を解消します。欧米では、八重歯を嫌うという風潮がありますので、中流以上の、子供にお金や時間を掛けられる家庭では、歯列矯正治療を子供に行うことが、多いです。

八重歯の抜歯は?

日本では、八重歯については「可愛い」と考える風潮があります。しかも、歯列矯正治療は健康保険の適用が受けられないために、「高額」というイメージもあります。日本人は「歯を見せて笑う」ということが、マナー違反とされてきたので、八重歯・乱杭歯・叢生に関して「あっても、いいじゃない?」という肯定的な受けとめられ方が、されてきました。しかし、抜歯を伴うような地苦痛な治療であっても、うまくいけば、噛み合わせがよくなって肩こりや頭痛が軽減されるといった効果も、あることが知られてきました。そのため、今は高額の治療だと感じても、一生を通じてみた場合の健康効果がある、という認識が、なされつつあります。

八重歯になりやすい犬歯

八重歯という言葉は、「犬歯の叢生」をさす言葉、というイメージが強いのです。しかし、他の歯に叢生が起こった場合にも、八重歯と言います。また複数の歯が八重歯になっている場合には、乱杭歯と表現されることが、多いです。かつて、八重歯のタレントが「可愛い」ともてはやされる傾向があったのですが、美意識・美観という点で、国際的な考えを受け入れるようになった現代では、積極的に肯定まではしない、という風潮もあります。アニメや漫画では、八重歯の主人公も登場しますし、コスプレの小道具として「付け八重歯」もあります。

このページのトップへ