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出っ歯の矯正は、出っ歯を治すことができる?

日本人に多いのは、上の歯が前に出ているパターンであり、これを上顎前突といいます。このタイプの出っ歯は、歯が折れてしまったり、唇をきったりしやすい状態となるのは、事実です。患者さんの訴えで多いのは、食べ物をしっかり噛めないというものです。奥歯を噛み締めるのですが、前歯が出ているため、口全体としては噛み合っている感じがしない、というものです。そこで、下あごを前にずらして噛むというような癖がついてしまう場合もあります。もしも、2、3本だけが目立つ出っ歯や乱杭歯の場合には、差し歯にしたり、部分矯正をしたりすることでも、治療は可能です。

おしゃぶりの使用と出っ歯の関係は?

出っ歯は、おしゃぶりを長期間使用していた、ということが原因の一つとなる、と言われています。また、指しゃぶりの癖が、長い間続いているという場合も、出っ歯になり得ます。しかし、おしゃぶりの使用は、乳幼児期にはある程度必要なものです。指しゃぶりや爪噛みの癖は、「乳幼児に寂しい気持ちがあって、起こる」という説もありますが、それだけが理由と決め付けるのは早計です。「おしゃぶりを使用させる母親」を責める、という風潮になってしまうのも、どうかと思いますね。

出っ歯の原因は?

出っ歯の原因は、成長期に慢性的な鼻炎やのどの病気などをわずらっていて、本来の正しい呼吸法である「鼻呼吸」ができていなかった、ということが、原因となる場合があります。口で呼吸する癖がついていると、上顎前突になる場合があります。また、指しゃぶりの癖があったり、長期間おしゃぶりをつかわせていること、あるいは舌へき(舌を突き出して飲み込むくせ)も原因のひとつと考えられています。また、遺伝として骨格的特徴を受け継いでしまうことで、親が出っ歯だったら子供も、ということも有り得ますが、遺伝の要素は、後の生活習慣の影響に比べたら、小さいものです。また、実は多くの場合、前歯だけではなく奥歯の噛み合わせもずれている、というケースが多いです。そのため出っ歯の矯正は、前歯だけを矯正すれば済む、ということでは、ないのです。

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